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本プロジェクトのアーカイブについて

  • Last Modified: 2009年12月15日 09:13
1.    アーカイブの対象
20090808b.jpg横浜トリエンナーレ本展の企画および運営に関する各種資料と、横浜トリエンナーレの関連市民活動(アートイベント、アートプロジェクト)に関する各種資料を対象とする。
対象資料は、①書類、②テープ、③ディスク、④データ等、⑤関連記事掲載の書籍・雑誌、⑥会場模型、⑦関連グッズ、⑧ポスターやチラシなどの広報アイテム、⑨本展作品およびその関連アイテム、⑩スケッチ等の本展作品制作資料、⑪関係者、作家、市民などのオーラルアーカイブ。
なお、横浜トリエンナーレステーションのアーカイブ横濱書園の書籍を引き継ぎ、開架図書として保管し、一般的な美術関連書籍を適宜これに追加していく。

現有のアイテム今後収集するもの
①書類現物保管現物保管
②テープ現物保管現物保管
③ディスク現物保管現物保管
④データデータデータ
⑤関連記事掲載の書籍・雑誌現物保管記事のみをコピーないしは画像データ
⑥会場模型現物保管現物保管 or 画像と保管場所の記録*
⑦関連グッズ現物保管現物保管 or 画像と保管場所の記録*
⑧ポスターやチラシなどの広報アイテム現物保管現物保管
⑨本展作品およびその関連アイテム現物保管現物保管 or 画像と保管場所の記録*
⑩スケッチ等の本展作品制作資料現物保管現物保管 or 画像と保管場所の記録*
⑪関係者、作家、市民などのオーラルアーカイブデジタルデータ

2.    アーカイブの構築
本プロジェクトのアーカイブはインデックス化以前のアーカイブメソッド構築に特徴がある。スタッフの上崎千氏(慶応大学アートセンター訪問所員)の協力の下、現行のコンテンツを概観し、分類作業を試行錯誤することによってコンテナーのあり方を構築していくという手法を採っている。一般的な既存の分類方法を無批判に適用することに比べて時間も手間もかかり、終わりの見えない作業ではあるが、関連市民活動も含めた「横浜トリエンナーレ全体」を対象とするアーカイブを「市民が構築する」という、本プロジェクトの特徴に適した手法ではないかと考えている。(参考文を参照)
ところで、個々のアイテムのインデックス化とその検索システムの開発については、アーカイブメソッドの構築に平行して進めていく。

3.    アーカイブの収集・保管

スペースに限りがあることから受け入れにあたっては必要に応じてプロジェクトが判断し、種別に併せて制限する。
ドキュメント類、広報アイテム(対象①②③④⑧)は可能な限り収集、保管する。書籍・雑誌(対象⑤)は、新規の収集に関しては記事のみをコピーないしはデジタルデータとして保管する。模型、関連グッズ、本展作品、本展作品制作資料(対象⑥⑦⑨⑩)は、重要度とサイズに応じて、プロジェクトが現物保管ないしは画像と保管場所の記録に留めるのかを判断する。オーラルアーカイブ(対象⑪)はデジタルデータのみとする。

4.    アーカイブの公開
アーカイブをウェブ上で検索できるシステムを開発し、現行アイテムのインデックス化が完了した時点でこれを運用開始する。現物の閲覧を希望する者はウェブ検索システムを通じて申し込みを行い、プロジェクトと日時を調整のうえ来館するという形式を検討している。
資料のコピーはデジタルカメラによるもののみとし、内容に個人情報が含まれていないかをスタッフがチェックの上これを許可する。アーカイブアイテムのメディア掲載については事前チェックを要する。
注:アーカイブはまだ公開されていません。公開受け入れの準備が整ったらウェブサイトでお知らせします。

参考:(「開国博Y150」ベイサイド市民共催展示のために寄せられた文書)
横浜トリエンナーレにまつわる、これら極めて雑多なドキュメント群の内容(contents)が何なのかは、実のところ、まだよく分かっていない。唯一確かなことは、それらの大半が、ゴミかもしれないドキュメントと、ドキュメントかもしれないゴミの複合体であり、しかも、両者を弁別する基準など、誰にも設定できないということである。したがって、私たちの課題はドキュメント/ゴミの弁別でも、取捨選択でもない。私たちの課題は、それら全てをドキュメントとして引き受けた上での分類であり、それらを収める容器(containers)の設計としての<アーカイヴ・デザイン>である。とは言え、さしあたり<整理整頓>から始めるほかないこの課題について、いま、ここで複雑な言い方をする必要があるのかどうか――。(上崎 千)



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